2014/11/30
みなさん こんにちは R子です。
はぴ大福 しろみゆず ストーリーNO.2です。
もしよかったら
読んでみてくださいね。
ストーリーNO.1はこちらです。
山の神様に愛された土地 銀鏡(しろみ)
西森さんの住むこの場所は銀鏡(しろみ)地区と言われています。
なぜ、銀鏡と言われているのか伝説が残っています。
神様の時代、ににぎのみことにこのはなさくや姫が見初められたとき、
父である山の神は姉のいわなが姫も一緒にもらってくれるように頼みました。
しかし、みことはいわなが姫があまり姿が可愛くないので1日で追い返してしまいました。
返されたいわなが姫は、悲しみのあまり顔の映る鏡を投げ捨ててしまいます。
いわなが姫の投げた鏡は遠くへ飛んで行き、東米良の竜房山の頂の大杉にかかりました。鏡は光り輝き、ふもとの村を明るく照らしたので、この村を白見村と言うようになりました。その後、村人は鏡を村に下ろし、ご神体として祭ったといいます。
それが銀の鏡であったので、銀鏡と書いて「しろみ」と呼ぶようになりました。
この地に位置する西森さんの山の柚子とその近辺の柚子がやはり一番おいしいのだと言います。
以前、高級料亭に何かの理由で西森さんの柚子以外の柚子を出したことがあったのですが、これは味が違いますと言われてしまいました。
この場所を少し外れただけで味が全然違うそうです。
また、お茶も良い物ができ県外からお忍びで有名なお茶屋さんが買い付けに来ていたとか、しいたけも大きく肉厚なものがとれ、川魚も身が締まって煮崩れしにくいなど銀鏡(しろみ)で育つものは、みんな素晴らしいものになるそうです。
盆地になっており、寒暖の差が激しいのですが、日あたりが大変良く
周りの場所では雪が降るときも、銀鏡(しろみ)では雪が降らないのだそうです。
やはりこの地域一帯は、山の神の神聖な力に守られ、ありえないほどの
豊かな恵みがもたらされる特別な空間になっているのでしょう。
ますます、この銀鏡(しろみ)という地区で収穫された柚子が素晴らしいものだと
感じました。
はぴ大福 しろみゆずを作ることをお願いして
私たちのはぴ大福を食べてもらいたいと思い、はぴ大福しろみゆずを作ってもっていきました。
お2人とも本物の味を知っていらっしゃるので、食べていただくのは本当にどきどきしました。
「うん、おいしい、おいしい」と西森さん、
「わあ、美味しく作ってくださったんですねえ。」と
笑顔でお母さんに言って頂けて本当に良かったです。
そして、この柚子を使ってはぴ大福を作ることを応援してくださいました。
山の恵みをいただき、銀鏡(しろみ)の空気に触れて、本当にここは豊かさに満ち溢れていると感じました。宮崎に住んでいながら、良く知らなかった場所。本物というものは、声高に叫ばれることもなく、ただ静かにそこにある、そんな感じでした。
一般には出回ることのない高級な西森さんちの銀鏡(しろみ)の柚子を
大切に使わせていただいて、はぴ大福 しろみゆず を作りました。
この期間にぜひ、山の神に抱かれ、西森さん夫婦の優しいまなざしに
育まれた銀鏡(しろみ)の柚子を使った
「はぴ大福 しろみゆず」をご賞味くださいませ。
読んでくださってありがとうございました。